完全賠償せよ
【東電へ要請文提出】
なのはな生活協同組合は10月29日(月)に東京電力株式会社福島原子力補償相談室千葉補償相談センターを訪問し、全国から寄せられた、要請文を提出しました。要請文は日本生活協同組合連合会加盟の会員生協と、なのはな生活協同組合に商品を納入している生産者、及び取引メーカーに協力を頂き、提出時には101通の要請文が集まりました。
提出に当たり、なのはな生活協同組合の加瀬理事長は、頂いた要請文の生協名、取引先メーカー名を一つ一つ読み上げ、東京電力に要請文の重み、支援者の多さ、そしてなのはな生活協同組合だけの問題ではなく全国に被害を受けた方々がおり、未だに十分な賠償がされていないことを伝えました。それに対し、対応した東京電力千葉補償相談センターの担当者は、東京電力は裁判を控えているためコメントはできないとしながらも、要請文を受け取り、「東京電力福島第一原子力発電所の事故により皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません」と頭を下げました。

【訴訟学習会開催】
同日の夜には、なのはな生協弁護団の秋元事務局長と村井弁護士を生協にお迎えし、訴訟学習会を開催しました。その中で秋元事務局長は、なのはな生協の訴訟の意義と課題について、「東電は一方的な加害者であり、なのはな生協、生産者、組合員は一方的な被害者であることを明らかにすることが必要であり、法廷で生協運動の蓄積を明らかにするとともに、法廷の外では生協が大切にしてきたものを訴え多くの方の理解を得ていきたいと」延べられました。
集会に参加した生産者からは9月24日(月)に千葉地方裁判所に訴状を提出した際、裁判所前にて門前集会を行い生産現場からは次のような声が上がりました。

≪三里塚微生物農法 酵素の会 代表 木内順さん≫
なのはな生協が提訴したことに関しては、当然だと思います。
自分たちがおかしいと思うことがあれば司法の判断を仰ぐのは当然のことです。
東京電力は常識が通用しないところがありますので、世の中の常識はこうですよと知らしめるためにも、司法の判断してもらったほうが良い思っています。

≪三里塚農法 酵素の会    堀越一仁さん≫
日本には放射能を撒き散らしたら罰せられる法律があるのに、未だに罰せられていない。多くの方たちが被害に遭っているのに。今、全国の生協は、なのはな生協の動きを観察している状況ですが、私たちは見ているよりも一緒に行動するべきと考えているので応援していきます。組合員にも一緒に行動していって欲しいです。

原発損害賠償請求訴訟支援へのご協力ありがとうございます。
頂いた東電への要請文は12月28日に第二次集約を行い、東京電力へ提出いたします。引き続きご支援ご協力をお願い申し上げます。

【訴訟支援カンパ】
注文書の6ケタ番号記入欄に
002940とご記入ください。
一口 100円となります。(何口でも可能です)