11月8日、組合員の皆様にご協力いただいた、「ゲノム編集トマト苗を小学校で受け取らないことを求める署名」を千葉県に提出いたしました。

千葉県議員会館にて県担当者へ署名を提出


署名は1735筆。この活動に多くの関心が集まっていることが分かりました。
この活動は2022年に福祉施設へ、2023年に小学校にゲノム編集トマト苗を配布するとパイオニアエコサイエンス社が発表したことがきっかけとなり、小学校への配布を阻止しようと活動してきました。
今年の6月にはパイオニアエコサイエンス社を訪問して署名を提出し、7月には、なのはな生協の配達エリアの市町村に対してゲノム編集トマト苗を受け取らないように要請いたしました。
また、受け取るか受け取らないか返信のない市町村には電話をして受け取らないよう要請を行ってまいりました。
千葉県内では市町村に対して受け取らないように要請を行ったのは、なのはな生協を含めて3団体となります。
最初に市民ネットワーク千葉が54市町村長と教育長に要望書を提出し、市町村の回答は32自治体で、指導するが1、教育委員会の回答は30自治体で、指導するが3でした。
次になのはな生協が千葉県全54市町村に要望書を提出し、47市町村から回答があり、7自治体がゲノム編集トマト苗を受け取らないと返答、ゲノム編集トマト苗を受け取るとした自治体はゼロ。
最後に生活クラブ千葉が54自治体に要望書が提出し、25自治体が回答し、5自治体が受け取らないと回答。
受け取るとした自治体はゼロとなりました。
このように千葉県内の市町村に対して3団体がそれぞれ要請を行った結果、どこの市町村も受け取ると回答しなかったことは一つの成果だと言えます。
万が一このように誰も安全性の確認のとれていないゲノム編集トマト苗の危険性を訴えていなかった場合、何も知らずに苗を受け取り、小学校で栽培が行われていたかもしれません。
一人一人の声は小さいかもしれませんが、声を集めることにより県民の大きな声として届けることができました。
一旦、これで具体的な活動は終了となりますが、まだ、ゲノム編集トマト苗配布は中止されたわけではありません。
今後もパイオニアエコサイエンス社の動きや千葉県の動きを注視してまいります。
ご協力いただきました組合員の皆様、ありがとうございました。

なのはな生協川口理事による県担当者への説明