高知県産コシヒカリの生産者からの米だよりです。


高知ではコシヒカリの育苗が順調に進んでいます

高知では米づくりの準備がもう始まっています。
昨年の3月は低温の日も多く苗作りに苦労しましたが、今年の3月は暖かい日が多いです。

この暖かさのおかげでコシヒカリの育苗も順調に進んでいる人が多いです。
今シーズンの冬は寒くて高知でも2月の中旬に雪が積もるほどでしたが、3月になると一転して暖かくなり、桜も全国のトップを切って3/15に開花しました。
その後も気温が平年より高い日が続き、3/19には桜満開宣言も出ました。
これは統計を取り始めた1953年以降、全国で最も早い観測だそうです。(高知でも平年より11日も早い)

桜はきれいなのですが、この時期からこんなに温かくてこの先、気温や天候はどうなっていくのだろうと少し心配にもなります。
2000年代になってから異常気象と言われだして、この10年以上毎年日本のどこかで自然災害が起こっています。
毎年何かがおかしくて、「平年並み」ってどういうことだっけというのが生産現場での実感です。
農業、植物の生長は天候、気温に大きく左右されます。
4月になると田植えも始まりますが、この先、8月の収穫まで何事も無く順調に進んでいって欲しいです。
それでは今シーズンも栽培が始まった高知の無農薬栽培米、減農薬栽培米を引き続きよろしくお願いします。

【3/19 南国市の西村浩利さん コシヒカリのポット苗】
昨年の11月に昭夫さんが亡くなって、今年から息子の浩利さんが全面的に稲作りを引き継ぎました

 

 

【3/19 南国市の田島誠さん コシヒカリのプール育苗】
今年は太陽シートのかけ方を工夫したおかげでばっちり温度管理ができて苗がきれいに揃いました

 

 

【3/19 南国市の金田善充さんが荒代かき作業】
春の雨が降っていますが、トラクターはキャビン付きなので濡れずに作業できます