9月26日、市川市男女協同参画センターで、アーサー・ビナードさんの講演会「知らなかった、ぼくらの憲法」を開催しました。
アーサー・ビナードさんは、アメリカの大学卒業後に来日しました。
その際、湾岸戦争で自衛隊が多国籍軍に加わることが「憲法違反では?」と新聞に取り上げられ、結果として多国籍軍に加わらなかったことを挙げ、「憲法が実際に歯止めとなった現場に初めて直面した」とその驚きを話してくださいました。
また、本来の「憲法改正」とは、
「国民に主権も基本的人権もない大日本帝国憲法」が、
「国民主権・基本的人権の尊重・戦争放棄を三大原則とする日本国憲法」になったこと
を表す言葉であって、
今、日本国憲法を為政者の都合の良いように変えようとしていることは決して「憲法改正」ではない、
と強く言われました。
最後に、丸木美術館の「原爆の図」から絵を切り取って、アーサー・ビナードさん自身が7年ががりで作られた紙芝居「ちっちゃいこえ」の上演で、講演を締めくくってくださいました。
改めて、日本国憲法を守り、改憲を許さないために一人一人が行動していかなければならないと感じた講演会となりました。