2月7日・8日の日程で福島県を訪問しました。
常磐道を北上し、福島県いわき市を過ぎてしばらくすると放射線量計が現れます。
双葉町付近では高い数値を示していました。
浪江町役場本庁舎です。昨年11月から町民が帰還に向けて自宅に泊まれる「準備宿泊」が始まっていますが、宿泊する町民はごくわずかとの事。
それでも、帰還に関連する課の職員は本庁舎内で職務に精励されていました。3月末には避難指示が解除されます。
本庁舎横には帰還者の利便性向上のための仮設商店街が設置されていました。このあたりの線量は低めでした。
JR浪江駅は3月再開予定です。
駅前は復興には程遠い状況
商店街もほとんどの場所が手つかずのままでした。
浪江町の海岸です。津波の被害の大きかった地区です。当時のままになっている建物が点在しています。左奥に見えるのが浪江仮設焼却施設です。
近づくとその大きさに圧倒されます。津波がれき、被災家屋等の解体に伴い発生する廃棄物、住民の方々が片付けを行って廃棄されたごみ(片付けごみ)及び除染作業に伴い発生する可燃性廃棄物を焼却処理し減容化を行うもので、国が管理する施設です。
横には焼却灰を保管する施設もありました。
その後国道6号線を南下。車から降りることはおろか、停車すらできない道のりです。
JR富岡駅に着くと、復旧工事が進んで、区画整理がされていました。
こちらの一帯にも仮設廃棄物処理関連施設があり、駅前には破砕選別施設があります。
すこし離れたところに巨大な焼却施設がありました。
駅前の工事現場のまわりはフレコンバッグだらけ。
今年末までにいわき方面への開通を目指し、重機の音が響き渡っている富岡駅前でした。