11月25日、福島県双葉郡浪江町で開催された「復興なみえまち十日市祭」を訪れました。

会場は浪江駅近くの浪江町地域スポーツセンターです。浪江駅前では祭りへ向かう人の姿を見かけました。この付近から福島第一原発までは直線で約8Kmです。

浪江町の住民帰還率4%(853人)とあって、祭りには避難先から訪れる人が大半との事。

地元出身の民謡歌手原田直之氏のステージには観客が詰め掛けていました。

祭りはそれなりににぎやかでしたが、学童期の子はあまり見かけませんでした。

浪江駅周辺は2017年3月31日に避難指示が解除され、JRの運転も再開されましたが、あたり一帯、生活感を感じない静かな空間となっています。

JR常磐線は帰還困難区域内で途切れたままです。

線路上に橋が架かっているという驚きの光景。跨線橋は閉鎖されていて、列車の発着は3番線のみ。1・2番線の間には仮設の橋が架けられているのです。

原発事故がなければ、とうに復興していたであろうと虚しい思いにかられます。