6月30日に函館地方裁判所行われた「大間原発訴訟第29回口頭弁論」の模様です。提訴は福島原発事故前の2010年。原告最後の意見陳述が行われました。
原告団は横断幕を掲げて函館地裁へ
原告の主な主張は、「MOX」(プルトニウムとウランの混合化合物)燃料を世界で初めて全炉心で使う事の危険性、津軽海峡に存在する活断層や海底火山の危険性などです。
閉廷後、函館弁護士会館で行われた記者会見で大間原発訴訟の会代表竹田とし子氏は、7年におよぶ訴訟を振り返り「大間原発を作ってほしくない一心でやってきた。これからも反対運動は終わりません。」と話されました。
原告弁護団の河合弘之共同代表は、東京電力告訴団の第1回期日が東京地裁で行われた後、この法廷に駆け付け、「原発の恐ろしさを電源開発は知っている。しがらみがあってやめることが出来ない。差し止めの判決が出れば楽にやめられる。原発はエネルギー源ではないという認識に世界は向かっている。戦いは必ず勝ちます。粘り強く闘っていきましょう。」と話されました。
この回で訴訟は結審し、判決期日は後日指定されます。