2月18日、19日の日程で行われた「なのはな生協役職員研修会」の模様です。静岡県の中部電力浜岡原子力発電所の原子力館を見学しました。
りっぱな原子炉模型や、そこかしこに掲げられている「安全性向上」などの文字を見て、複雑な気持ちになります。
浜岡原発を止めよう静岡ネットワークの増田さんにお話を伺いながら見学しました。
御前崎の浜に出て、原発の立地場所を増田さんに案内していただきました。か弱く見える堤防や、近くに見える市街地などに不安を感じました。
場所を移し、原子力に関する訴訟に30年以上関わっておられる海渡弁護士に「原発は大地震に耐えられるか?」をテーマに講演していただきました。
福島原発事故が起こる前と起こってしまった後での原発・地震論争や、過去からのデータに基づき懸念される事項などをお話いただきました。
翌日は、「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」の鈴木氏にお話しいただきました。
鈴木氏は鈴廣かまぼこグループの代表取締役副社長であり、全国で脱原発を目指す中小企業経営者グループの世話人代表を務められています。
「なぜ、かまぼこ屋がエネルギーのことを考えたのか?」をテーマにお話ししていただきました。
自然の恵みの「食」を扱う立場から、地域の資産をいかした活性化を目指し、再生可能エネルギーを地産地消でと熱く語られました。
2日間の行程を終え、原発に頼ることのないエネルギー社会を構築していく事が、今を生きる私たちの使命であるとあらためて感じました。