なのはな生協

「フクシマを考えるフォーラム2020」

2月8日(土)市川市文学ミュージアムで開催された「フクシマを考えるフォーラム2020」の模様です。

午前中は2004年公開の「東京原発」が上映されました。
くしくも2011年の東日本大震災が起こる前に製作された映画で、原子力発電所を東京のど真ん中に設置する計画を都知事が提案。
誰もが自分事として原発問題を捉える必要性を訴えるストーリーで、観るものをゾッとさせる展開です。

午後は小川仙月氏の講演「再稼働して大丈夫?東海第2原発を考える」

3.11で福島第一原子力発電所がコントロール不能に陥ったとき、東海第二原発も同様に外部電源を喪失し危機的な状況に陥りました。
あわや大惨事となるところ、何とか綱渡り運転で冷温停止されたのは震災より3日後。

こちらの原発すでに使用期限の40年を超えていますが、さらに20年の運転延長が原子力規制委員会により認められました。
もはや40年というルールは形骸化され、日本原電はなにが何でもこの原発を再稼働しようと目論んでいます。

千葉県境までわずか70㎞の距離に隣接している東海第二原発。
再稼働を阻止するために、小川仙月氏は以下3点を提言されています。

① 地元の選挙で東海第二原発に対してしっかりした考えを持つ人を選ぶ
② 地元の議会で東海第二原発の再稼働に対し反対の意見書を採択してもらう
③ 県の広報避難計画の問題点を地元から具体的に指摘する

最後は千葉県内で活動している5団体より、各々報告をいただきました。

ご参加いただきました皆様、御多忙のところ誠にありがとうございました。
なのはな生協では、今後も東海第二原発再稼働の問題点について考えていきたいと思います。