日比谷公園野外音楽堂で行われた
3.27 福島原発事故10年 さようなら原発首都圏集会に参加しました。
主催者発表では、会場内外の合計で1500人の参加でした。
オリンピックの聖火リレーが福島から始まりましたが、10年たっても変わらない大変な現状は全く報道されません。
脱原発の活動を続けなければいけないと改めて確認した集会でした。
●オープニングライブ
片平里菜さん(シンガーソングライター/福島県出身)の歌と話
●主催挨拶
鎌田慧さん
「今日、原発反対の意志を確認しあい、デモで国民に訴えたい。
1000万人署名は既に881万を超え、続々と集まっている。
国民の8割が反対しているのに、原発で利益を得ようという2割が権力を握っている。
未来、環境のために脱原発に向けて頑張りましょう」
澤地久枝さん
90歳の澤地さんは、杖をつきながら登壇されました。
「脱原発は、総理大臣が決断すれは済むことなのに、60年も稼働させようとしている。
動ける限り脱原発の活動を頑張りたい」
●報告・メッセージ
池脇美和さん(福島原発刑事告訴団事務長)
「事故から10年経っても、国や東電の、調べない・教えない・助けない姿勢は変わらず、福島では、様々な人権侵害が行われている。
子どもに明るい未来を語れるようにしたい」
吉原毅さん(原自連会長、城南信用金庫名誉顧問)
「原発を廃止しても経済的には問題ない。むしろ自然エネルギーの利用で発展する」
菅直人さん(衆議院議員)
「国会議員の半分が、原発ゼロに賛成と言えば良いので、次の総選挙では、そういう人を選んでほしい」
大石光伸さん(東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表)
「裁判官が福島が置かれている厳しい状況を理解してくれた結果、先日の勝訴となった。
『司法でできることはしたので、あとは住民運動で頑張ってほしい』という裁判官のメッセージと受け止めた」
●閉会挨拶:落合恵子さん
「命がかかっている脱原発活動を諦めるわけにはいかない。前に向かって進んでいきましょう」
最後に皆で「さようなら原発!」と声をあげた後、デモに出発しました。