なのはな生協 東京エリア会
『甘いものとの美味しい付き合い方』
12月5日(火)篠崎コミュニティ会館にて、東京エリア会
『甘いものとの美味しい付き合い方』を開催しました。
講師は、身体に溜めない食べ方研究家/食育指導士・上級望診法指導士の岩下牧子さんです。
この講座は、甘いものを悪いもの扱いするお話ではありません!
甘いものって何だろう?それが身体や精神にどんな影響を与え、
どんなふうに対応したら良いかというお話でした。
甘いものと聞くと何を思い浮かべますか?
アイスクリーム、さつまいも、ケーキ、おまんじゅう、くだものなど
人によって感じ方は様々だと思います。
はじめに、甘いものをとりすぎた時は、
ミネラルを多く含む海藻類や魚介類、
身体を温める生姜や蓮根などの食材をとると良いとい うお話が、
陰陽五行の観点からありました。
次に身体への影響です。
砂糖は、血管を拡張させる働きがあるそうで、急激に血糖値が上がると、
血管は炎症状態となり熱を外に逃がしてしまうそうです。
血糖値を下げるのは、すい臓から出るインスリンですが、
このインスリン、日本人は少ないと言われています。
血糖値が下がらず血管の壁を壊してしまうと、影響を受けやすいのは細い血管であり、
目、神経、腎臓に症状が出るそうです。
さて、砂糖は発散させる働きがあります。
食べると、ほっとして、ストレス発散にもなりますよね!
せっかく発散したのに、甘いものを食べて罪悪感を感じては、もったいない!
食べるなら楽しく美味しく、いただきたいですね。
子どもへは、我慢させるのではなく待つ楽しみを味わうというお話も印象的でした。
日本の文化は素晴らしく
小豆には、利尿作用があり、むくみをとってくれる効能があり、
1日と15日に小豆を食べる文化があったそうです。
食べ方を工夫し、人により適量は違いますので
うまく付き合っていけたら良いですね。
ついつい食べ過ぎてしまう方は、食べるものの写真を
記録として撮ることから始めると良いそうですよ。
今回の試飲は、小豆のお話に ちなんで、こし餡をお湯で溶いたものでした。
参加者からは、「子どもへの対応の仕方が参考になりました」
「食卓での会話を広げていきたいです」
「甘いものをやめましょうという話ではなく自分とのバランスを考えよう点で有益でした」などの
感想をいただきました。
私たちの生活に大変役立つお話をしていただいた講師の岩下牧子さん、
たくさんの参加者のみなさん、ありがとうございました!