なのはな生協 おゆみ野エリア会

「ニッコー 生産者交流会」

7月6日(金)鎌取コミュニティセンターにて、㈱ニッコーの山﨑さんをお招きし、生産者交流会を開催しました。
参加者はスタッフ・理事含め16名でした。

㈱ニッコーは、「自分の子どもに安心して食べさせられる食品をつくる」を社是にかかげ、昭和59年の創業当初より、無農薬または減農薬栽培の野菜や、抗生物質・遺伝子組み換え飼料を与えられずに育てられた食肉類、それらを主原料とする加工食品、調味料を使用した商品の開発・製造・販売をされています。

まずは、小林理事より遺伝子組み換え食品の危険性となのはな生協での活動(GMOフリーゾーン運動について)、そして食品添加物の問題点についてのお話がありました。

その後、山﨑さんよりプロジェクターを用いて以下のようなお話を頂きました。
・会社沿革
・商品の紹介
なのはな生協では50種類もの商品が購入可能。
ミニアメリカンドッグ、大きな豆腐肉団子が特に人気。
・商品の特徴
・安全・品質について
震災後数百万円の放射能検査機器を購入し、毎日検査を実施。これまで高い数値が出たことはないが、今後も毎日実施予定。
・工場の様子
泥付き野菜を仕入れ、洗う・切るなど手作業で一つ一つ丁寧に行われている。
鶏ガラスープは鶏のガラ(骨)を仕入れて煮出している。
・遺伝子組み換え食品について
揚げ油も遺伝子組み換えでないなたね油を使用
・生協の違い
値段重視とこだわり重視の生協に分かれ、基準が緩い生協が増えている中、なのはな生協のこだわりは全国トップクラス!
・ニッコーの商品と市販品との違い
実際の成分表を比較、市販品の添加物の多さと内容に参加者の方は驚きの表情
コンビニのレジ横のホットスナックは成分表示義務がないが、添加物が多く入っている。


ニッコーさんは、商品作りへのこだわりだけでなく、環境にも配慮されており、手洗いはもちろん、食器洗いにも液体石鹸を利用されています。また、トレーサビリティを追求した末に2011年より農業企業参入、耕作放棄農地を耕し、野菜を栽培し、商品に使用。生産過程で出た残渣を堆肥化して使用しているとのことです。

また、過去には『ヒルナンデス』で取り上げられ、北京餃子を「美味しい美味しい」とタレントさんが食べている所が放送されるはずがカットされていたり、ちょうど週刊文春が話題になっているころに、記事が出ると連絡があり、不祥事かと不安になっていたけれど、「安全でうまい日本の食リスト」に掲載されていてホッとしたお話など、ユーモアを交えたとても興味深いお話も多くありました。

その後、グループに分かれて試食タイム。
今回の試食商品は
・ミニアメリカンドッグ
・鶏ごぼうしゅうまい
・ひとくち味噌かつ
・大きな豆腐肉団子
・中華丼の具(醤油味)
・ミニたい焼き(あんこ)

みなさん、美味しそうに食べていました。ボリュームもかなりあり、満足された様子でした。

試食タイム中にも、「添加物が多くなりがちなカスタードクリーム(ミニたい焼きに使用)もこだわっていて、『カスタードクリームだけを卸してほしい』」との声があることなどのお話をしてくださいました。

参加者アンケートでは、
・ニッコーさんお話が大変面白く、こだわりを持って商品を作ってくださっていることに驚いた
・食物アレルギーの子どもでも食べられるメニューを考えてくださっていることがわかりとても嬉しかった。
・商品に使われているいろいろな原材料の話を詳しく聞けて良かった。
・試食品がどれも美味しかった

というような声を多く頂きました。

今回は、非組合員の方から、なのはな歴15年の方まで様々な方にご参加いただきましたが、みなさん満足されていたようです。ニッコーさんがなのはな生協で生産者交流会をやるのは今回が初めてとのこと。今後いろいろな所で開催され、多くの方にお話を聞いていただけたらと思いました。

ニッコーさんの商品はスーパーなどには卸しておらず、生協、民間宅配会社、農協などでしか買えないとのこと。ネット販売もされているそうですが、なのはな生協で買うのが一番安いとのこと、是非お試しください。