講演会「TPP参加でどうなる?私たちの食卓」
安全な食卓は国産のものを使い、手作りで…
2月8日(土)千葉市民会館にて、TPP参加により私たちの食生活がどのようになるのかを、ジャーナリストの天笠啓祐氏を講師にお招きして講演会を行いました。
大雪警報発令下の悪天候にもかかわらず、参加者80名での開催となりました。
TPPに参加した場合の問題点のひとつ、食品添加物・農薬・遺伝子組み換えなどを世界(米国)基準に合わせなくてはいけなくなるとされることについて、天笠氏は次のような懸念を示しました。
①日本で許可されていない添加物でも国内での安全審査を省略したり、世界的によく使われるものが国際汎用食品添加物として追加承認されたりすると予想され、結果、危険な添加物が日本に入ってくることとなる。
②農薬残留基準の緩和等の可能性。
③遺伝子組み換え食品の表示も貿易障壁となり、表示できない状況も考えられる。
TPPに参加すれば、安全な食卓を守ることがますます危うくなる…
その様な状況下であっても、地産地消で旬の食材を使い、できるだけ素材から手作り調理をすることにより、安心・安全な食生活を送ることができます。
国産・有機を選び、信用のおける生協・産直で購入することで遺伝子組み換え食品を避けることができます。
天笠氏は「国産を選ぶことが、日本の農漁業を守り、環境を守ることにつながります。」と話されました。
なのはな生協は、これからも国産、非遺伝子組み換え、無(減)農薬、ポストハーベスト農薬不使用にこだわり、生産者との顔の見える関係を大切に、組合員の食卓の安全・安心を守っていきたいと考えています。