「福島の今をあなたの目で」というテーマで、4月13、14日の日程で組合員さんと共に福島県を訪問しました。
1日目は現地の状況を現地の方に解説していただきました。二本松市で有機農業を営んでおられる生産者さん4名には、原発事故の風評被害についてや、事故のあった日から今日までの様々な出来事・苦労をお話していただきました。
他に、浪江町の元商工会長原田氏、原発事故被害者の会相双の会國分会長ご夫妻にも普通の暮らしを根こそぎもっていかれた原発事故からの8年間のお話をしていただきました。
住み慣れたふるさとを追われ、住民同士のコミュニティも破壊され、移住先では「避難者」というレッテルを貼られ、行き場のない悲しみを抱える人々のお話は、想像を絶するものでした。
翌日は、浪江町へ向かいました。
請戸小はそのままの姿でありました。
見ているのがつらくなる風景
除染廃棄物は中間貯蔵施設への運搬が進んでいました。
原発立地地の大熊町へ入りました。大熊町の一部の避難解除された地域に役場が新設され、庁舎のオープニングセレモニーを行っていました。
復興住宅も建設中でした。
富岡町では夜ノ森の桜を見ることができました。桜のトンネルはバリケードがあるため途中までしか行けませんでした。
8年たって、建築物は確かに増えていましたが、見かける車両は廃炉関連の車両ばかり、行き交う人も少なく、原発事故の罪深さをあらためて感じた2日間でした。