なのはな生協松戸エリア会
秋川牧園 生産者交流会
2017年6月23日に秋川牧園さんをお呼びして生産者交流会を開きました。
流れとして、
・丸鶏のさばき
・(株)秋川牧園の「口に入るものは間違ってはいけない」「よい人生にはよい食べ物」をという経営理念に基づき「安心でおいしい」にこだわって鶏を育てていることをスライドを使って説明。
・試食(もも肉、胸肉、冷凍加工品)
を二時間半で行いました。
丸鶏のさばきの実演では、参加者二十数名が調理台に集まり、(株)秋川牧園の緒方さんの手元に熱い視線を注ぎました。
さばきが始まると「お肉の色がきれい」「つやつやしている」と感嘆の声があがりました。
緒方さんからは各部位について、
「ささみはは鶏が羽ばたくときのクッションになる。
最近はもも肉より胸肉の需要があり、鶏も胸肉のほうが大きくなってきている。
ささみ、胸肉は(皮を取り除く)高たんぱく、低脂肪であること、抗酸化作用のあるイミダソールペプチドが多く含まれ、疲労の原因を防ぐと言われている。」などの説明がありました。
スライドを使っての説明の時間では、
①より自然な環境でのびのび育てる。-解放型鶏舎-、-35羽以下の薄飼いで飼育-(緒方さんから、人を恐れない、目がきれいと言われるとのコメント)
②安心な飼料で育ている。-全非遺伝子組み換え飼料-、-動物由来の原料は不使用-など。
③薬に頼らない。-抗生物質、抗菌剤など全期間不使用-など。
④じっくり育てる。-飼育日数は60日以上-
等を45分間、コストを重視した生産方法と比較しながらの学習でした。
参加者は熱心に見聞きしていました。
参加者からは、
人の命を考えた、安心・安全にこだわって鶏を育てている、その命をいただいて食事をいていることを深く認識させられた。
安い食材に心を奪われがちだが、購入する際に見えない価値を考えてみようと思った。
スーパーなどで買う鶏肉がなぜ油っぽいのか、外国産のものはなぜ危険なのかを知ることができて良かった。
などの感想がありました。
いよいよ試食タイムです。さばいた鶏がらでとったスープは、塩だけのシンプルな味付けで、臭みはなく濃厚でおいしいスープでした。
他に、さばいた鶏のハーブ焼や秋川牧園の冷凍加工品の試食もありました。
「食と農」の抱える問題、「食や農」の未来に向けた取組みを皆さんと一緒に考えてみましょう、ということで終わりました。
(株)秋川牧園の緒方さんは5人、10人からの集まりでも出向いて行きたい、少しでも多くの人に「食の安全・安心」について伝えていきたいとおっしゃっていました。
組合員のみなさん、私たちに「安全・安心」の供給に日夜奮闘していらっしゃる生産者の方々をぜひお招きしてお話をきいてください。