福島県の健康調査では、被災時18歳未満の子どもたちに180名を超える甲状腺がん・がん疑いが見つかっています。子ども被災者支援法の現状、放射性廃棄物問題など、福島原発事故に起因する問題は未だ解決の糸口を見出せていません。千葉県では放射性廃棄物の中間貯蔵施設をめぐって大きな問題となっています。福島の現状を見つめ直し福島原発問題を一緒になって考えましょう!

甲状腺専門医である
長野県松本市の市長
菅谷昭さんより講演いただきます!
「原子力災害による健康への長期的影響」
~チェルノブイリ30年余、福島5年余が経過して~

菅谷昭さんプロフィール


松本市長。信州大学医学部卒。聖路加国際病院を経て、信州大学医学部勤務。1976年、トロント大学にて甲状腺疾患の基礎研究を学ぶ。1991年から、松本市のNGOによるチェルノブイリ原子力発電所事故の医療支援活動に参加する。1993年、信州大学助教授。
1996年、信州大を辞職し、自費でベラルーシ共和国に渡り、首都ミンスクの国立甲状腺がんセンターにて、小児甲状腺癌の外科治療を中心に医療支援活動に従事。1999年、チェルノブイリ原発事故により高度に汚染されたゴメリ州の州立がんセンターで医療支援活動にあたる。
2001年帰国、長野県衛生部医監に就任。2002年、長野県衛生部長に就任。
2004年、松本市長に初当選。以来現職。

■プログラム
開場 12時30分
開会 12時45分
講演 13時00分~14時00分
菅谷 昭さん
質疑 14時00分~14時30分
休憩 14時30分~14時45分
報告 14時45分~15時15分
311甲状腺がん家族の会
活動団体報告 15時15分~16時00分
避難者の住宅支援打ち切り問題など
質疑 16時00分~16時30分
閉会 16時30分

2017年3月20日(月・祝) 
10時30分~16時30分
会場:千葉県教育会館 大ホール

※ 同日開催! 午前中は甲状腺エコー検診及び映画上映会を開催!

主催:福島問題を考えるフォーラム実行委員会

甲状腺検診ちばの会/生活クラブ虹の街/ちば市民放射能測定室「しらベル」/なのはな生協/パルシステム千葉/放射能からこどもを守ろう関東ネット/千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会/放射能から子どもを守る会@やちよ

後援:千葉市教育委員会 ※千葉市には申請中

 

■上映映画(10時30分~13時00分)
ドキュメンタリー映画「飯館村 わたしの記録」(2013年製作)
原発事故後、飯舘村は全村避難となり6,200人もの住人が村を追われ避難生活を強いられている。「当事者の目線で、自分が実際に味わっていることを伝え、後世に残さないとだめだ」飯舘村で酪農家として、家族とともに暮らしてきた長谷川健一さんはビデオカメラを購入し、独学で撮影をはじめた。長谷川さんが伝える、「あの日」からの日々の記録。
「飯舘村 わたしの記録」は福島映像祭2013で劇場初公開となったドキュメンタリー映画です。2011年4月中旬にビデオカメラを購入し、記録を続けてきた長谷川さん。ホームビデオで撮影された映像には、テレビでは描かれることのない視点から、震災・原発事故から変わりゆく暮らしが静かに映し出されています。本作品は2011年4月23日から8月23日までの4ヶ月間に撮りためられた約37時間に及ぶ映像を、OurPlanet-TVによる協力のもと68分にまとめました。当事者が自らの思いを伝える意味、ジャーナリズムとは何かを問いかけます。
※その他アワープラネットTVより提供予定

 

~甲状腺検診( 超音波エコー検診 )のご案内~
受診を希望される方は以下の注意事項をご確認の上、事務局まで申込手続きをお願いします。

●検診対象年齢は4~22歳を目安とします。
●検診は、①10:30~11:30、②12:00~13:00の2つの時間帯で実施します。
●お申し込みの際には、ご希望の時間帯を明記ください。(どちらでも良い場合は双方をご指定ください)
●定員になり次第、〆切とさせていただきます。運営経費として受診者お1人につき 1,500円程度のカンパをお願いします。(避難者の方はカンパ不要です)
●検診は「甲状腺検診ちばの会」が主催し、ボランティア医師の協力を得て実施します。
●申込後、「検診応募用紙」の提出をお願いします。ご協力ください。
●申込〆切は3月10日(金)12時までとなります。お早目に申し込みをお願いします。
●ご家族であれば複数名でも受診できます。
●甲状腺検診の意味や結果概要について担当医師から、当日の10:00と11:30より検診会場にて説明会を実施しますのでご参加ください。また、受診結果は健診終了後、すぐにお渡します。

問い合わせ:なのはな生協(涌井(わくい))
TEL:0120-910-871 または 043-216-7087
メール:event@nanohana-coop.or.jp