なのはな生協
福島問題を考えるフォーラム2016
原発事故は終わっていない これから私たちがやるべきこと
1月30日、船橋市勤労市民センターにて、「福島問題を考えるフォーラム2016」を開催しました。このフォーラムの実行委員会は、甲状腺検診ちばの会/生活クラブ虹の街/ちば市民放射能測定室「しらベル」/なのはな生協/パルシステム千葉/放射能からこどもを守ろう関東ネット/千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会 の計7団体で構成されています。
午前中は、甲状腺検診を実施、子どもを中心に60名以上の方が受診しました。
講演会の第一部は、原発事故後全町民の県外避難を実現させた元双葉町長の井戸川氏から「福島原発事故で何が起きたのか、国・東電の責任と今後」をテーマに、原子力政策のごまかしや、事故後の国や東電そして福島県庁の対応の不誠実さをあばき、「国、県そして東電で、県民の健康被害や環境への影響をできるだけ低く見せようとしていると感じている」と町長時代に手にしていた資料を開示しながらお話しされました。
第二部では、テレビ報道で疑問に思った事をきっかけに、東電や政府そして原子力規制委員会等の記者会見に参加されている、吉本芸人「おしどりマコ・ケン」さんから、「取材を通じて見えてきた 健康被害のホント・ウソ!?」をテーマにお話がありました。 報道のあり方や福島県民をないがしろにしている行政の対応を、資料をもとに語っていただきました。
現在も福島第一原発は事故が続いている状態です。終わりの見えない収束作業中です。再稼働している川内、高浜原発に万が一のことがあれば日本には安全で安心して暮らせる場所がなくなるというのは明らかです。改めて「原発はいらない」と確信したフォーラムでした。