なのはな生協
私たちの未来にかかわる憲法のお話《憲法学習会》
憲法は守るものではなく、守らせるもの
10月30日(木)市川市男女共同参画センターにて弁護士で伊藤塾塾長の伊藤真氏をお呼びし、憲法の学習会を開催しました。
憲法とは何か?戦前の憲法とどう違うのかをはじめとして、たとえ話を交え分かり易く説明していただきました。
日本国憲法は国家権力を制限し、人権保障をはかるという理念を基盤に国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義を基本原理としてつくられたものです。
基本原理をまもるためには皆様が憲法を理解することが必要です。理解したうえで何ができるかを考えていかなければいけない。
現在の情勢と言えば、国民投票法の改正からはじまり、特定秘密保護法案、集団的自衛権の行使容認の閣議決定で戦争を出来る国へと着実に進んでいる感じがします。
本来憲法というものは、国民が守るものではなく、政府、裁判官、政治家などに守らせるものです。
皆さんは守られているかどうかを注視し、おかしいと思った時は声を上げることです。
それが、今日学習会で、憲法を知った人は、この憲法を活かすために行動しなければいけないと話されました。
安全で安心して暮らしていける社会を構築するためには、権力者に憲法を守らせ、活用していかなければいけないと感じた学習会でした。