組合員の皆様にご協力いただいた「ゲノム編集トマトを小学校に無償提供する計画の撤回を求める署名」の集約を行いました。

ご協力いただきました皆様ありがとうございました。

パイオニアエコサイエンス社へ署名提出

6月13日(月)、パイオニアエコサイエンス社にゲノム編集トマトを小学校に無償提供する計画の撤回を求める署名2447筆を届けました。

小学校に配布され、収穫されれば、子どもたちの口に入ります。それは子どもに安全で安心なものを食べさせたいという保護者の思いを踏みにじるものです。

組合員さんを代表し、理事の方々が一人ひとり小学校の無償提供する計画に対して撤回を求める思いを直接伝え、署名を提出しました。


≪口頭にて要請(全文)≫

2022年6月13日

パイオニアエコサイエンス社
代表取締役会長 竹下 達夫様

ゲノム編集トマトの苗を小学校に無償提供する計画の撤回を求めます

なのはな生活協同組合理事会

貴社が、サナテックシード社が開発したゲノム編集高ギャバトマトの苗を2023年に小学校に無償で提供することが報じられました。長期的な健康障害も全く調べていないゲノム編集トマトの苗を無償で提供されることに対し抗議の声をあげる組合員の2447筆の署名ともに計画の撤回を求めます。

ゲノム編集とは、元々備わっている遺伝子を一部破壊して、特定の性質を持つ作物や生物を生みだす技術で、作物、食品、生物に与える影響や健康への未知数です。食用では予期しない毒素やアレルゲンが生成されたり、既存の毒素やアレルゲンが変化したりする可能性も指摘されています。

安全性や環境への影響がわからないまま流通しているゲノム編集食品。保護者への説明も不十分なままに小学校に配布され、収穫されれば、子どもの口に入ることは火を見るより明らかです。子どもに安全で安心なものを食べさせたいという保護者の思いを踏みにじるものであります。

「人の命とくらしを守る」を基本理念に食の安全に取り組んできた「なのはな生活協同組合」として、この計画は断じて容認できるものではありません。ゲノム編集トマトの苗が小学校に無償で提供されることに強く抗議し、計画の撤回を求めます。