なのはな生活協同組合
平成28年9月5日
組合員の皆様へ
台風9号、10号被害となのはな生協の対応について
9月2回「知っ得情報」でお知らせしましたが、台風9号により、なのはな生協の生産者の農作物や農業施設等にも大きな被害が発生してしまいました。
現在出荷中の「ピーマン」や「なす」、「モロヘイヤ」などは強風のため茎が折れてしまい収穫量が激減しています。特に「なす」は、全滅状態になり出荷が出来なくなりました。
代替産地を探しておりますが無農薬の「なす」代替産地が見つからず、次週(9月2回)からは、栃木県か徳島県産の減農薬の「なす」で代替させていただきます。
また、「玉ねぎ」ですが、今年は例年より注文量が多く作付け量を大幅にオーバーしてしまいました。生産者の稲葉さんには全量の出荷をお願いしておりますが、注文量を賄うだけの数量の確保が難しい状況です。
例年でしたら他産地で代替が可能でしたが、今年は九州がベト病の発生により収穫量が大幅に減少、関東、東北も収穫量が減少、北海道も台風の影響で現在出荷ができない状況になっています。組合員の皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、規格を減らして供給させていただきます。
その他、ほうれん草や小松菜なども注文数が多く一部に欠品が発生してしまいますので、
他産地での代替品で供給させていただきます。
そして、台風10号の被害も広がっています。マスコミでも報道されているように岩手県岩泉町は浸水被害で大きなダメージを負っています。
なのはな生協で龍泉洞の水や山菜を供給している岩泉産業開発のでは、濁流が事務所を襲い、事務所は壊滅的状態に、OA機器なども一部が流されてしまって現在復旧の目途も立たない状況とのことです。幸いなことに従業員の皆様は無事とのことです。
なお、水の生産工場にも被害がでている模様とのことです。
9月1回の防災特集で供給する龍泉洞の水は、あらかじめ発注していたためいつも通りお届けすることができましたが、9月2回以降の龍泉洞の水、山菜の供給は岩泉産業開発の受注、発送業務ができる状況ではないということなので供給は難しい状況です。
北海道でも今後、じゃが芋や玉ねぎ、豆類などに甚大な被害が予想されます。
台風9号と10号の影響で各地に深刻な被害がでております。組合員の皆様にご迷惑が掛からないよう生産者、生協ともに努力いたしますが、一部野菜の生産地の変更や欠品、風の影響で付いてしまった野菜表面の傷等につきましてはご理解の程よろしくお願い申し上げます。
なお、引き続き生産地、取引先の被害調査を継続していますので、今後、被害が拡大した場合はご報告させていただきます。