なのはな生活協同組合
「原発ができれば、豊かな自然が失われる。土地と海があれば生きていける」
【あさこはうすとは…】
1984年大間町議会は原子力発電所の誘致を決議する。1990年に土地買収が始まり、当時、157名の地権者が存在した。100万円から始まった売価が1億円を超えたという。この時点で売却に応じなったのは熊谷あさ子さんただ一人でした。2005年その農地に家を建て、生存権を盾に裁判することを決心。ログハウスキットを購入し、娘さん(小笠原厚子さん)とともに建設した。移転準備中の2006年急逝(享年68歳)。2008年炉心から300mのところに農地が存在するにもかかわらず原子力発電所の工事許可が下りました。
現在、大間原発建設予定地のほぼ中央にそのログハウスは、存在します。「大間の海は、宝の海。この宝の海を将来の子ども達に残してやりたい。豊かな自然を生かした共存共栄で安心した生活を送りたい」と訴え続けたあさ子さんの遺志を小笠原厚子さんが受け継ぎ、ログハウスを維持管理しています。そのログハウスを「あさこはうす」と命名し、現在も原発建設反対を訴えています。
あさこはうすへの道
2006年共有地が収容される代わりにあさ子さんの農地までの道を電源開発株式が提供することになりました。電源側は、その道が適正な生活道路であるのかを毎日調査しています。もし使われていなければ閉鎖もありうるといいます。道の境界は有刺鉄線で囲まれ、監視カメラが設置されており、さながら刑務所のような感じです。「あさこはうすに手紙を出そう」という活動が徐々にではあるが広がり始めています。郵便配達員が毎日道を通ることで生活道路であることを印象つけるとともに小笠原厚子さんを励まします。
大間原発建設中止のために
たった一人の女性が農地売却に応じず、執拗ないやがらせ、想像を絶するような圧力に屈しない闘いに電源開発は計画変更をせざるを得なくなり、着工が4年遅れました。裁判で和解を勧められた時にも「裁判に勝つことが目的ではない。大間原発の着工を阻止することが目的だ」と和解案を蹴りました。30年近く体を張って建設阻止した熊谷あさ子さんの遺志を受け継ぎ、守れるかどうか今が大事な時期だと考えます。行政は、原発の再稼働ありき、建設ありきで行動しています。住民の避難計画が反映されていなない審査基準など命を軽視した原子力政策には函館市民もNOを突き付けました。危険極まりないフルMOXタイプの大間原発建設反対の声を上げ続けている「あさこはうす」を守ることが建設阻止に繋がると考えています。小笠原さんの激励と建設阻止のための、組合員の皆様の「応援メッセージ」を「あさこはうす」に送ってください。ご協力をお願いします。
『あさこはうすに応援メッセージ』
ハガキ行動の協力のお願い
福島第一原発事故は、発生から3年半が経過しようとしてもいまだ収束の目途すらたっていません。多くの方々がふるさとを追われ、家族や地域が分断されたまま厳しい避難生活を強いられています。事故原因もわからず、補償問題も未解決のまま新しい基準をクリアしたことから、再稼働しようとしている川内原発。
住民の避難計画が審査の基準には入っておらず、地域住民の生命と生活を軽視した審査基準と言わざるを得ません。新基準をクリアすれば安全であるという新たなる安全神話つくりにはげむ国と電力会社。川内原発が再稼働となれば、次々と再稼働されるのは、火を見るより明らかです。
なのはな生協では再稼働はもちろん、こうした中で新たな原発建設は論外と考えます。大間原発建設阻止のため、ハガキ活動のご協力をお願いします。 宛先(あさこはうす宛て)を印刷した官製はがきを販売します。価格は一枚52円です。はがきにご自分の氏名と「メッセージ」を書き添えて投函してください。
このハガキはお一人様何枚でもご購入できます。ご家族、知人、友人など活動の輪を広げていただければ幸いです。
注文番号 001893
一枚 52円
ハガキは、ご自身で投函してください。
〒039-4601
青森県下北郡大間町大字大間字小奥戸396
あさこはうす内 小笠原 厚子 様