なのはな生協
沖縄の現状を知ろう
沖縄の現状を知ろう! ~DVD上映と沖縄代表派遣報告会~
DVD「沖縄ドローンプロジェクトの活動」を視聴後、昨年11/29~12/1 組合員5人事務局2人の7人で、沖縄本島と伊江島に実際に足を運んでの現状視察、沖縄平和代表派遣報告会を行いました。
沖縄は、リゾート観光地として多くの方々が旅行する場所として知られていますが、「沖縄問題」というのは、皆さんお聞きになられたことありますでしょうか?
「沖縄問題」とは、アジア太平洋戦争の末期、天皇と本土を防衛するために沖縄を捨て石にしたこと、敗戦処理にあたって、本土の主権確保と天皇制存続のために、沖縄の施政権を放棄し米軍への基地提供を行ったこと、それが今日まで及んで、沖縄の政治的経済的構造を形づくっていること です。
その現状視察の報告が、最初に、加瀬理事長より、ありました。
沖縄の本土復帰は、1972年(昭和47年)ですが、今現在でも、米軍基地に起因する事件、事故が繰り返されている状況です。米軍戦闘機、米海兵隊所属大型ヘリコプター、オスプレイの墜落、また、米軍人による刑法犯罪は、本土復帰後、6000件近く発生しています。そして、基地の飛行機、ヘリコプターによる騒音も問題になっています。辺野古では基地建設のための埋め立てが強行されています。
そんな状況でも、沖縄問題は、日々大きく報道されてはいません。まずは、その現状を知ってほしいです。加瀬理事長お薦めの本を紹介させていただきます。
次に、沖縄代表派遣に参加された組合員の方から報告がありました。
平和代表派遣参加して、沖縄の平和問題は、新聞で取り上げられている以上に、身近な問題として感じられるようになった、やはり現状を視察してからは、本当に大きな問題と痛感されたと話されてました。
最後に、沖縄大学地域研究所特別研究員の毛利孝雄さんによる沖縄問題のお話がありました。
違法・脱法行為の中で進む辺野古基地建設、普天間基地の危険性の詳しい説明がありました。
福祉予算を削ってまで増やした防衛費を使って自衛隊が次々とやってくる、現在でも基地だらけの沖縄に、更に、基地が押し付けられようとしています。
報道ではわからない、実際に足を運んで視察してこそのこの現状を知って、沖縄問題を身近に感じられる機会となったと思います。
今年もまた沖縄代表派遣を予定しておりますので、皆さま視察ご参加をよろしくお願いします。