なのはな生協 平和活動部会
埼玉ピースミュージアムと丸木美術館見学
8月22日(金)平和活動部会による夏のイベント「埼玉ピースミュージアムと丸木美術館見学」について報告いたします。
学校の図書館で原爆の本を読んで戦争に興味を持った小学生
世の中の動きに不安に思うだけでなく自分の意見をもてるようになりたいというお母様
実際に戦争を体験している方
など幅広い年代の組合員の皆さま38名のご参加を頂きました。
大型観光バスで西船橋を出発し、最初に向かったのは 埼玉ピースミュージアム
アニメーションビデオ上映や戦争に関する実物の品々の展示、疑似体験コーナーなど子供から大人まで戦争についてわかりやすく学ぶことができる場所でした。
戦時中のある一日を15分間で疑似体験できるコーナー。
国民学校の教室の中での授業(その内容は純粋な子どもたちを戦争へと駆り立てるものでした)を体験し、その途中空襲警報が流れ防空壕へ避難すると、音と光と振動により空襲の疑似体験ができました。
体験とわかっていても、しばらく防空壕に入っていると鳴りやまぬ爆撃の音に身がすくむ思いをしました。
次に向かったのが 原爆の図 丸木美術館
日本各地、世界20か国以上を巡回した、丸木位里・俊夫妻共同制作の「原爆の図」14点などが展示されている美術館です。
広島は位里のふるさと。原爆投下を知った夫妻は広島に入り救援活動に従事します。
その5年後「原爆の図第一部 幽霊」を発表、最後に描いた「長崎」までの32年間原爆を描き続けました。
描かれている人々の姿を通してご夫妻の想いを感じ取ってほしい、是非足を運んで作品をみてもらいたいと強く思いました。
また今回、ピースアクション2014折り鶴活動の中で制作した折り鶴作品を、丸木美術館に収めていただきました。
見学に参加した子どもたちから、
戦争はこわい、おかしいと思う
もう二度と繰り返してはいけないと思う
と感想が寄せられました。
核兵器のない世の中、平和の大切さについて考える一日となりました。
*なのはな生協は、平和と安全・安心な暮らしを願い活動を続けていきます*