9月26日、27日 現状を知るために、福島へ
国道6号富岡―双葉間(14.1㎞)が3年半ぶりに通行規制が解除になった。ただし、自動二輪車、原動機付き自転車、軽車両、歩行者は通行不可。内閣府の現地事務所に問い合わせたところ、「十二市町村の申し合わせによるもので、特に法律的な根拠はない」とのこと。では、なぜ規制があるのかとの問いに「防犯とかもろもろ・・・・・・」? その前に問い合わせた磐城国道事務所では「当該区間はアブナイから」とはっきりおっしゃられていたのだが。
富岡インターを降りる。インターそばの駐車場の放射線量は中央で2.8μSv/h。端で3.8μSv/hだった。
間もなく写真(上)のような光景が現れた。
福島第一原発のある大熊町に入ると車内でも4.5μSv/hになった。原野のようになった農地の向こうに民家が見える。
バリケード封鎖された大熊町。年間積算放射線量が50㍉シーベルトの帰還困難区域だ。
第一原発に最接近地点で(約2㎞)で停車。左側路上で13.9μSv/h。道路脇の草むらでは「**OVER**」の表示になった。
作業員の犠牲の上で成り立つ除染作業。その上、国道6号の通行解除は、住民の「不便」に名を借りた「除染作業の効率化」=コスト削減だ。安全や健康は二の次だ。