なのはな生協

9月26日に開催した「千葉県から一番近い原発を視察(東海第二原発)」の参加者から感想が寄せられました。


東海第二原発を視察して

9月26日、なのはな生協さんの企画に乗って千葉から一番近い東海原発を見に行きました。約20名が車3台に分乗して一気に東海村に向いました。 奇しくも、この日は原子力規制委が「東海第二原発の新基準適合」を認める 審査書を正式決定と新聞の夕刊は伝えていました。それに抗議するために「運転差し止め訴訟」原告団長大石光伸さんらが東京に赴いていました。

現地に到着して、初めにコミュニティセンター(入口に東海村民憲章の看板があり、『わたくしたちはゆかしい歴史と原子の火に生きる東海の村民です』と書かれています)で脱原発とうかい塾の相沢一正さんから廃炉をめざす取り組みとその決意をお伺いしました。

相沢さんは50年近く東海第二原発に反対し続けてきた人です。今回、規制委は原発再稼働を認める決定を下したが、こんな古くて地震に弱く、使用済み核燃料の問題等々があるのに更に20年の運転延長など絶対に認めるわけにはいかない。まだ、それらを止める手立てがある、 と述べました。今年の3月に日本原電と東海村を含む6市村との間で「新安全協定」が締結され、その中で6市村は当事者として「事前了解」の権限を持っている、それぞれの自治体の首長や議会が「再稼働」なり「20年延長」に反対との意思表示を求める住民(再稼働反対が60%を超える)たちの運動が重要であると述べました。

 

東京、千葉が東海第二原発からほぼ150km 圏内に入ることを考えれば、まさに人ごとではない!私たち自身も反対の意思を表明し、署名等に積極的に参加していく事が求められていると思いました。10月20 日(土)に第二原発ストップの首都圏大集会が予定されています。時間の許す限り参加したいと思います。

次に車で東海第二原発に行き、全体像を眺めながら PR 館に入りました。とに かくピリピリしているのか、写真は撮ってはダメ、と何度も言われました。原発だと言われなければわからないほど、何の変哲もない箱型の建造物です。

屋上(上がる時カメラを差し出しました)から眺めると海が近いことが分かり、 防潮堤らしきものは確認できませんでした。PR 館ですから、「怖い」ことは何も書かれていませんでした、というのが私の感想です。この年になってから初めての東海原発見学、もっと、もっと関心を持たなければ・・・。

市川市 N.J