なのはな生協 ユニセフ委員会
報告:ユニセフハウスへ行こう2019
7月29日、港区高輪にある「ユニセフハウス」の見学会を開催しました。
参加者から感想を頂きましたので掲載します。
梅雨の末期と台風の接近で悪天候のなか、品川のユニセフハウス、お子さん連れも多数で行って来ました。
ワクチンや食糧の支援などでは知ってはいましたが、わが日本でも 第二次大戦後、ハタ織り産業の支援があったことは初耳でした。
私自身、今現在着付を習っていますが、日本の着物は美術品に近いと感じています。
この伝統が戦禍に途絶えることなく残っていることは民族の誇りに繋がることでした。
又、子供達の貧困は考える先にどうしても教育というところへつき当たります。
貧困の連鎖を断ち切るにはどうしても教師がいるわけですが、ユニセフはその支援も行っているとお聞きしました。
一すじの光を見る思いでした。
(市川市Hさん)
今、この瞬間も暮らしを脅かされている人々が世界には少なくありません。
貧困地域のお母さん達がユニセフの支援を受け「子どもの成長に必要な栄養を自分たちで育てている」とのお話を伺い、なのはな生協組合員の皆さまの想いにどこか通じるものを感じました。
展示されていた被災者用のテントは家族が暮らすには2家族、子ども達が学ぶには40人が想定されているそうです。
中には煮炊きに必要な道具、ビスケットやランプ、塗れば黒板になる塗料をはじめとした学校用具セットがありました。
中でも子どもの心を慰めるためのぬいぐるみや積み木が印象的でした。
戦禍や災害から逃れた子ども達の心身の傷や衰弱はいかばかりかと思います。
テントの屋根に守られ、真新しいおもちゃを目にした時、瞳は輝いてくれるだろうか。
おもちゃを引っ張り合う兄弟姉妹の喧嘩の声が賑やかに聞こえてくるだろうか。そんなことに思いめぐらせ見学させて頂きました。
すべての世界の子どもたちが健やかに未来を夢見ることが出来ますように、切に願うばかりです。
(船橋市Kさん)