8月4日(月)カンパ金をお届けした祝島からお礼状が届きましたのでここにご報告いたします。

 

お礼とご報告

平成26(2014)年7月
上関原発を建てさせない祝島島民の会

 

時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

このたびは、私たちの上関原発反対への取り組みに、温かいご支援をいただき、心よりお礼申し上げます。

2011年3月11日東日本を襲った大地震と大津波、そのことを起因とする福島第一原発の想像を絶する大事故は、人類の核開発・原子力「利用」への最終的な警笛を鳴らしました。私たちは、この東日本大震災で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されている皆様が一日も早く安心して生活できることを願っています。

ところで、24年10月に失効する予定であった、予定地海域の埋め立て免許について、中国電力は3年間の延長申請を行いました。「不許可にする」と明言していた前県知事は、中国電力に再三質問を繰り返し、許可判断を一年程先送りしました。

本年4月14日に中国電力より、埋め立て免許について一年ぶりに回答があり、新たな県知事のもとで担当課が審査をしていました。私たちは、「不許可」とする判断が下されることを期待していましたが、5月14日、村岡新知事は6回目の補足説明を中国電力に求めました。「判断材料が不足」という理由で、前知事と同様、1年判断を先送りするかたちとなりました。このうように、無責任で不誠実な県の姿勢に対して、これからどのように取り組んで行くのか考えていく必要があります。

また、漁業補償金問題や公有水面埋め立て免許関連の裁判、4800万円損害賠償裁判等数多くの裁判も抱えています。

32年間原発建設計画に反対し続け、高齢化が進む中での反対運動は、必ずしも容易ではありませんが、もう一度気持ちを改め、一致団結し全力で取り組んでいきます。

これからも私たちの運動を支えて頂いた皆様に感謝し、全国の皆様と連帯しながら、「上関原発建設計画」が白紙撤回されるまで頑張って行きたいと思います。

これからも、変わらぬご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。