なのはな生協

活動継続のためご協力を…
=福島子ども支援 福島の子どもたちに野菜を届ける活動=

 

「東日本大震災直後、私達なのはな生協は何ができるのか?」「被害を受けた子どもたちのために何かできる事はないか?」という想いではじまった「福島の子どもたちに 野菜を届ける活動」。
組合員のみなさまから集まった『福島こども支援募金』で、なのはな生協の野菜を毎週保育園へお届けしています。
この活動をはじめて5年、今回は生産者である「みみずの会」の菅澤さんの奥様と一緒に、「小玉スイカ」、「とうもろこし」を持って『梅の木保育園』と『なごみ保育園』を訪問しました。
まずは、昨年の夏千葉へお泊まり保育に来てくれた『梅の木保育園』。
「いつも美味しいお野菜をありがとう!」という元気な言葉と歌をいただき、菅澤さんも私達も笑顔になります。


この日はちょうど園庭プール開きの日。
除染の行われた園庭では制限なく遊べるようになりましたが、片隅には放射線測定器の電光掲示が、常時数値を表示しています。
身につける測定器も、希望する子はつけているそうです。
園長先生のお子さんの通う保育園でも、身につける測定器の話があったそうですが、お子さん自身、放射能の事を常に気にして過ごす事が嫌だからと拒否したというお話を伺い、胸が痛くなります。
その通りですよね、誰だって嫌ですよね。本当は忘れて過ごしたい、なかった事にしてしまいたい。

そして、木のぬくもりあふれる『なごみ保育園』には、子どもたちがすやすや眠るお昼寝の時間に到着。
私達もそっと寝顔を見させてもらいました。
子どもの寝顔を見ていると本当に幸せになります。
こんなにかわいい子どもたちに色々な我慢をさせてしまっているなんて…。
園長先生から「なのはな生協さんのお野菜は味が違うようで、味に敏感な子どもたちは、美味しいってすぐにわかりますよ。
いつも本当に助かっています。」とお話があり、2枚の絵をみせていただきました。
2歳児の時に震災があり、1年以上外遊びができないなどの制限があったという卒園児2人の絵。
色彩豊かで、細かい描写はとても6歳の男の子が描いたとは思えない素敵な絵でした。
自然の中での保育、自然との触れ合いを大切にしてきた園で、外遊びやお散歩ができない時期はどんなにつらく、園長先生のご苦労は大変なものだったろうとこの絵からも伝わってくるようでした。
「震災前と同じ位の日常に、だいぶ戻ってきている」とはいうものの、目にみえないものへの不安を抱えて過ごす日々。
生産者の菅澤さん達と共に少しでも力になれるよう「福島の子どもたちに毎週野菜を届ける活動」を続けていきたいと思います。
理事 柴田

【福島子ども支援募金】
1口 100円 注文番号 000888
お一人何口でも結構です。
皆様のご協力をお願いします。