なのはな生協
福島保育園訪問
活動継続のためご協力を…
=福島子ども支援 福島の子どもたちに野菜を届ける活動=
8月17日、組合員の皆さんからの募金で野菜や果物を届けている福島の保育園を訪問しました。
まず向かったのは、なごみ保育園。40名程度の小規模な保育園です。
伺った時はちょうどお昼寝の前で、パジャマに着替えて、敷いてあるお布団の前でそわそわしながら私たちの到着を待っていてくれました。
持参した山梨産のブドウを手渡すと、小さな手を伸ばして大きな箱を受け取り、「ありがとうございます。」と、はにかみながらも可愛らしい声で一斉にお礼を言ってくれました。
次に向かったのは、梅の木保育園。
こちらは百名近くになる大きな保育園です。
到着した時には園児たちはお昼寝の最中で、残念ながら顔を見ることはできませんでしたが、事務室で先生や保護者の方からからお話を伺いました。
震災後、外遊びは全くできなかった地域でしたが、今では震災前とほぼ同じ生活が送れるようになったということでした。
しかし、食材や調理した給食の放射能検査は毎食欠かさずに行うので、放射能の心配のない、なのはな生協からの野菜や果物は、大変ありがたいとおっしゃっていました。
子どもたちの生活は以前に戻ったと言っても、給食の度に放射能検査を続け、園庭の片隅には放射線量を測る線量計が設置されています。
近くの公園には除染の為に皮をはぎ取られた木々が生生しく残っています。
また、3人の女の子を持つお母さんは、「娘たちが年頃になったとき、福島の子だから結婚のことが心配でたまらない。」と話されました。
同じ子どもを持つ母として、その言葉を聞いた時には胸が締め付けられる思いでした。
それが、福島の子どもたちの現実なのです。
そして、以前伺った時、ある保護者の方が、「福島で暮らすという選択をした私たちにとって、なのはな生協からの長期に渡る食材は大変ありがたいものです。」と言った言葉を思い出しました。
震災から7年が経過しているにも関わらず、その苦しみや不安はまだまだ続いています。
私たちにできることは小さなことかもしれませんが、フクシマが忘れ去られようとしている今こそ、寄り添い続けることが大切だと痛切に感じました。
引き続き、組合員の皆さまのご協力をどうそよろしくお願いいたします。
理事 川口
注文番号 000888
お一人何口でも結構です。
皆様のご協力をお願いします。