なのはな生協
福島保育園訪問
=福島子ども支援 福島の子どもたちに野菜を届ける活動=
7月7日(金)、いつも皆さんにご協力いただいている「福島子ども支援募金」で、お野菜を毎週送っております「なごみ保育園」と「梅の木保育園」を訪問しました。
まずなごみ保育園を訪れました。遠藤園長先生から最近の園の様子を伺いました。
園庭に設置されているモニタリングポストの値は0.1マイクロシーベルトでした。
2011年事故当初は0.9マイクロシーベルトという高い値からだいぶ減ったとはいえ、まだまだ震災前の生活には戻っていません。
最近、お寺の住職の方から、震災後の子どもの支援の為使用していたバスを、園バスとして寄付していただいたそうです。
それを利用し、子ども達を時々、外遊びに連れて行っているということです。
園長先生はそのためにバスを運転する免許を取られたそうで、子ども達の為に一生懸命考えていることがうかがい知れます。
給食には現在福島県産の野菜も使用していますが、毎日放射能検査をしているそうです。
測ることで安心して子ども達に食べさせることが出来ています。
給食は和食中心の手作りで、子どもの体づくり、心の土台作りにもなるとおっしゃっていました。
お部屋にはたくさんの園児の描いた絵が飾られていて、どれものびのびとした色彩豊かなものでした。
その様な可愛い絵が描けるのも、子ども達になるべく以前と変わらず過ごして欲しいと、様々な取り組みをされた先生方のおかげだと思いました。
子ども達に会いに保育室にいくと、ちょうどお昼寝から覚めたところでした。
当日は七夕でしたので短冊に色々なお願い事が書いてありました。
私達も子ども達の健やかな成長を願いながら、内田さんのとうもろこしとすいかをお渡しして、次の梅の木保育園へと向かいました。
梅の木保育園でもまず秋元園長先生にお話を伺いました。
こちらの園でもモニタリングポストの値は0.09になっていました。
事故後から3回園庭の表土をはぎとり、だんだん値も下がってきたそうです。
昨年やっと園庭の仮置き場から土をすべて運び出すことが出来ました。
ただ、生活スタイルが事故後変わってしまったので外遊びをする習慣がなかなかつかず、今は小児科の先生が来られて遊びの指導もされているそうです。
ちょうどおやつの時間でしたが、子ども達に直接とうもろこしとすいかを渡すことが出来ました。
箱から出すと歓声があがり、「すいかを持ってみたい人~。」と先生が聞くと一斉に「はーい!!」と元気に手が上がっていました。
お礼に可愛い手作りのカレンダーとご挨拶をいただきました。
福島の問題は私たちみんなの問題です。
この無邪気な笑顔がずっと続いていくようにできる限り支援を続けていきたいと思います。
皆様の温かいご支援を引き続きよろしくお願い致します。
理事 山元
【福島こども支援募金のお願い】
保育園訪問や毎週野菜を届ける活動の継続のため、引き続きご協力をお願い致します
※お一人様何口でも結構です。