なのはな生協

食の安全・安心にトコトンこだわった生協です

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機関紙「なのはな」7月号WEB版

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第11期
みみずの学校

学校の一体感は生協とみみずの会の財産
大栄みみずの会 溝口和孝

今回も新たな組合員の方たちを菅澤会長の畑に招き、レタス、大根、ミニ白菜など沢山の野菜を作りました。
第二回は雨でしたが、お休みが三家族だけで、熱心ぶりに驚きました。
私はB班担当でしたが、お話をしている時の食に対する意識の高さが、いつもにも増して素晴らしく、良い経験をさせてもらいました。

今年の春は、始めの低温日照不足、5月は干ばつのような乾燥状態が続き、全体的に野菜の生育は遅めですが、乾燥を好む玉ネギは大豊作でした。
毎年同じように野菜を作っていますが、気温、日照、降雨、害虫の発生具合等の条件は毎年違います。
販売期間中、発注に応えられるよう野菜を提供し続けるのが技術の見せ所なのですが、その難しさの一端を皆さんに見てもらえたと思います。

毎回そうなのですが、最初は?マークだらけの会員さんのお顔が、野菜が大きくなるにつれ笑顔になっていくのや、土まみれになりながら遊ぶお子様たちを見ていると、この学校をやっていて本当によかったなと思います。

実際に畑へ来てもらって土に触ってもらう。
この一見何でもない事がとても大切なのです。
説明抜きに、触れて気持ちの良い土なのは、子供たちの行動が表しています。
皆さんが普段食べている野菜をどういう人間がどういう環境で作っているのか? 直に見てこだわりを知って頂くのはもちろん、畑で土に触って空気を吸って、ご飯を食べる。そうしてできた一体感は、今やなのはな生協とみみずの会の財産になっています。
みみずの会の野菜作りに対する思い入れが、この学校を通して皆さまに理解してもらえただろうと思います。

秋の生協まつりに顔を出したとき、みみずの学校を卒業したお子さんとそのお母さんに声をかけられました。
私のことを覚えてくれていて、学校を卒業された後も食の安全安心に高い興味を持ち続けてくれていることに感激しました。
みみずの学校も長くなってきましたので、年々知っている顔が増えてきました。
なのはな生協を通じて、みみずファンをどんどん増やしていきたいというのが、私の目標です。
これからも皆さんの期待に応える野菜を作っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 


 

田植え
体験

「地球にやさしい米づくり」

5月20日、こうざき自然塾の田んぼにて総勢120人で田植えを行いました。
一列に並んだ様子は、まさに壮観。広い田んぼが人でいっぱいです。

最初はこわがって入らない子ども達も、歓声や笑い声に誘われて、田んぼへ次から次へと入っていきます。
こうざき自然塾の目標である「人と人とをつなぐ楽しい農業へ」を体現したほほえましい光景です。

こうざき自然塾の方々が農業をするにあたって考えていることは、「自然との調和」「微生物とのかかわり」で有機質の肥料を使っての土作りを大事にし、田んぼに住む小動物にもやさしい環境を作ることにより、田んぼには様々な生物が棲みつきます。

田植えの最中に顔を出した蛙を夢中に捕まえにいく子ども、田んぼの中を泳ぐ子ども、最後まで一心不乱に田植えをする子ども、農薬に頼らない田んぼでの楽しみ方はいろいろです。
そうして、大人も子どもも泥だらけになったところで田植えは終了です。

田植えの後は、恒例の特製カレー、豚汁がふるまわれ、餅つきが始まりイベント感が高まります。
つきたての餅を配り終えた頃には一段落すると思いきや、子ども達の「カレー!おかわり」の列ができました。

開催前に、こうざき自然塾代表の鈴木正司さんが「ご飯が足りなくなると困るから少し多めに炊いた方がいいんじゃないの」と言った言葉通り、みるみるうちになくなっていくご飯。動いた後だからか、外で食べるからか、お米が美味しいのか、はたまたカレーが美味しいのかは不明ですが(生協的には両方美味しいのが正解)、ご飯が残り僅かとなったところで皆さん「ごちそうさま」。
その後、お楽しみのビンゴゲームで田植え体験は終了です。

終了後の交流会で、鈴木さんは「生き物にやさしいという事は、もちろん人にもやさしい環境です。
そこから生産されるお米も、人にやさしく安全な食べ物になると考えます。
ただ単に生産性が上がればよいというものでなく、食べ物の本当の意味を考えた、『本物の食べ物』を作りたい」と話していました。
こうざき自然塾のこだわりが伝わった田植え体験となりました。

秋には稲刈りを開催します。
皆さんの参加をお待ちしています。

※こうざき自然塾のお米には、登録制度があります。
(登録者特典:田植え体験・稲刈り体験の参加費が、家族全員無料)
お届けは月1回(毎月4回)または月2回(毎月2・4回)です。

 


 

種子法廃止と進む企業の種子支配

天笠 啓祐(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)

種子というのはもともと農家が、地域に合った、美味しい、収量が多いなど、優れた形質を持つ品種を開発することを出発点にしてきました。
その後、開発の主体が県などの農業試験場に移行し、さらに企業による種子開発へと移行します。
そして多国籍企業が、食料支配を目論んで開発に乗り出し、モンサントなどが種子を支配する時代になってきました。
主要農作物種子法は、その流れを受けて施行・改正・廃止が進められてきました。

この法律が作られたのは、農家から公的機関(国・自治体)へと開発の主体が変わる時期に当たります。
1952年に法律が制定されますが、当時は食糧不足の時代でした。そのため食糧増産を目的に、国が支援し、都道府県が優良な品種を開発するのを促すのが目的でした。
ここでいう主要農作物とは稲・小麦・大麦・裸麦・大豆です。

公的機関から民間企業へと開発の主体が移行する時期の1986年に、この法律が改正されます。
そのきっかけが、農水省が民間企業との関係を強化して、遺伝子組み換え作物を開発することが主目的でした。

今回の主要農作物種子法廃止は安倍政権による規制緩和の一環として行われました。
同政権に提言を行ってきた規制改革推進会議の農業ワーキンググループで種子法廃止の提案が出されます。
民間企業の開発意欲をそぐというのがその理由でした。
同時に農業競争力強化支援法案の提出がセットで提言されます。

ここでいう農業競争力強化は、けっして農業や農家を強化するものではありません。
企業やその技術開発力を強化するものです。
最終的には特許を押さえ、種子を支配し、多国籍企業に対抗するのが目的です。
農業や農家は逆に、致命傷を受ける可能性が強まります。
また大事な品種が失われ、食卓に登場する食べものの多様性が奪われることになりかねません。

大豆を例に見ると、日本にはサトウイラズ、シャッキンナシなど、ユニークな名前を持った優れた、かつ多様な品種があり、豆腐や納豆、味噌などの食べものになり、私たちの食文化を幅のあるものにしてきました。
しかし、世界的に見るとモンサント社の除草剤耐性大豆が約8割を占めるという偏向が進行しています。
まさに特許を支配することが世界の食料を支配すことに通じることを現実化しているといえます。

これまで自治体が担ってきた新品種開発と普及が失われ、民間企業の参入が進めば、自治体の研究者は民間企業に移行し、その民間企業をモンサントなどの多国籍企業が買収に走ることは必至です。
韓国ではすでに、多国籍企業による主な種子企業の買収が進み、貴重な在来の品種が失われるなどの影響が出ています。
日本もまた、同様の事態になりかねないといえます。

 


 

ご協力ありがとうございました

「共謀罪」の創設に反対する
緊急統一署名

1455筆を国会に届けました。

 


 

安全たしかめ隊
(リアス)
生産者と二人三脚で復興をめざす

株式会社リアス 取締役マネージャー坂詰直樹

海藻専門50年
株式会社リアスでは岩手県・宮城県で収穫される日本の伝統食材わかめ・こんぶを中心に日本全国の海藻を取り扱っております。今年で創業50年(半世紀)をおかげさまで迎えることができました。
創業当時は市場や地域の八百屋さんにわかめを納品させていただいたのが始まりです。後に品質を評価され生活協同組合さんと取引を開始、海藻を広める取り組みとして工場見学、料理講習会を創業当時から積極的に行い組合員さんとの交流を深めており、現在では地域サークルメンバー、学校PTA、生徒、一般消費者など多岐にわたり申し込みいただいております。この取り組みを継続していたからこそ、50年を迎えることができたのだと思います。
取扱い品目は海藻製品を始め旬の食材を取り入れた海藻弁当やお惣菜、ミネラル豊富な海藻パン、海藻ソフトクリームなど、海藻一筋です。

東日本大震災が転機
東日本大震災がひとつの転機です、津波により売り上げの主力商品であるわかめが流されてしまい、1年分の売上見込みが立たなくなり経営が危ぶまれました。ですが、他の国産産地での原料確保や他の海藻での代替え品を開発、また新たな分野である調味料を試作、海藻専門の目線から特徴的な「昆布ドレッシング」や「昆布旨辛ぽん酢」、海藻を主食にと「わかめたっぷり餃子」を発売いたしました。
これらは震災を機に取扱量が激減したわかめの代わりに発売した商品。今ではリアスの売り上げの柱となりうる商品に成長!まさにピンチをチャンスに変えました。
また、移動・販売・事務所・宿泊の4つの機能を備えた車と出会い、日本全国のお客様に販売・営業、また生産者のところへ訪問するなど年間300日以上この車で生活・活動しております。

生産者となのはな生協と共に!「顔の見えるわかめを発売」
顔の見える商品作りとして宮城県石巻の志の高い若い生産者が中心で活動している「漁業生産組合浜人(はまんと)」と取り組みを開始、東北一の大河、北上川の運ぶ豊富な栄養分と外洋の強い波が押し寄せる最もわかめを生育する漁場に恵まれた環境と彼らの熱意で開発した、顔の見えるわかめ「絆わかめ」を発売!利用していただく消費者が産地赴き生産者と交流できる仕組みを確立し、生産者(浜人)⇔加工者(リアス)⇔なのはな生協(組合員)との絆を形とした商品です。理事長、職員さんが産地見学にも来ていただきました。次世代に繋がる新しい水産業の形を目指す彼らと共に取り組んでいます。

世界から注目されている日本の海藻
近年、海外向け番組の取材申込みが多くなりました。日本古来より存在し食べ継がれてきた海藻。「海藻 = 長寿国日本」を発信していきます。

注目の海藻「あかもく」
種類豊富な日本の海藻、近年では特にねばりの強い海藻が特徴的です。ねばりの強い海藻といえば「めかぶ」・「がごめ昆布」が有名ですが、食感がよく栄養効果の期待ができる「あかもく」が注目です!東日本大震災後は復興のシンボル的な海藻です。現在では、全国で採れる特徴的なあかもくを地場で取組み、商品化することにより地域再生に役立っています。
これからもリアスは日本古来の海藻を広め生産者と共に三陸復興を目指して取り組んでいきますので皆様の応援よろしくお願いします。

【参加者の感想】
東日本震災で被害を受けてから、商品として復活した過程やその後について知りたいと思い、参加しました。話が聞けてとても良かった。製品の種類がたくさんあり、びっくりしました。いろいろ利用してみたいです。(K・O)

商品を作っている現場を見せていただき、良く分かりました。坂詰さんのお話も飾らない素直な気持ちが伝わりました。私の家のすぐ近くにこのようなお店があるとは知りませんでした。(Y・A)

 


 

福島原発避難者訴訟傍聴
被害者に生活再建の道と再出発の意欲を

6月21日、福島地裁いわき支部へ福島第一原発事故周辺地域に居住していて、避難を余儀なくされた被害者たちが原告となっている集団訴訟の傍聴へ行ってまいりました。

生協での福島視察折に案内や解説をいただいていた原告団の國分氏が証人尋問に立ち、原発事故から現在までの様子を裁判で話されました。

様々の裁判を傍聴していると福島第一原発事故により、ふるさとから無理やりひきはがされ,従来の生活とその基盤を根こそぎ奪われ、長期にわたる避難生活で本来あるべき命が失われたり、避難先でのいじめ、喪失感で健全な子どもの成長が奪われていることを知りました。
避難者の数だけ問題があり、苦しみがあると思います。
このように福島第一原発事故は、これまでの公害被害に類例を見ない深刻で広汎かつ継続的な被害を生み出しています。

避難せざるをえなかった皆さんは、一人ひとりが地域コミュニティからひきはがされ,人間同士の関係性を断ち切られて孤立し,今後どこに定着して生活したらいいのかの見通しもつかないなど、将来の展望が見えません。
これでは再出発の意欲も湧きません。
東電、国に責任をとらせ、被害者一人ひとりに寄り添った支援や損害賠償させることが、今後の脱原発活動の一つになると考えます。

 


 


恒例の生協まつりを今年も千葉ポートパークで開催します。
昨年から実行委員会を結成、組合員さんと生産者・メーカーさんが協力し、生協まつりを盛り上げていただきました。

昨年は親子スタッフを取り入れ、前年の3倍もの人にお手伝いがあり、会場の中に子どもの「ありがとうございました」「美味しいですよ~」と言った声が響き渡り、例年のまつりでは見られない光景がありました。
参加した生産者の方からも「お手伝いいただき助かりました。
子どものお手伝いも元気よく働いてくれて、売り上げも好調でした」「今年はお手伝いがいませんでしたが、子どもの声がまつり盛り上げていましたね。
来年は是非、うちにもお願いします」との多くの声をいただきました。

当日の運営方法、より多くの組合員さんに参加していただくための方法を中心に実行委員会を立ち上げ話し合っています。
昨年好評だった親子スタッフも、もちろん募集いたします。
様々な企画も検討しています。
家族で楽しみながら生産者との交流、初めての商品、お気に入りの商品の購入など楽しみ方はいろいろあります。
生協まつりにご参加ください。
※スタッフ募集のお知らせは、後日配布いたします。

 

生協の電話対応の変更
土曜日の出勤の人が少なく、特に午後になると減り、電話も取れない状況になっています。
7月から、以下の通りに変更になりますので、ご協力をお願いします。

現行
月~金曜日 8時30分~20時
土曜日   8時30分~17時30分
7月1日~
月~金曜日 8時30分~20時(変更なし)
土曜日   8時30分~12時

※現在、FAX、電話での注文が多くなり、注文書の移し変えなど事務局の作業量が増え、間違いの元になりかねません。
注文書は出来る限り配達時に出していただくか、登録しインターネット注文していただくと助かります。
※インターネット注文は登録制です。
生協のホームページから登録できます。
限定商品等のお楽しみもあります。
この機会にぜひ登録をお願いします。

 

✿今後の予定✿
7月25日(火)石けん工場見学&手作り石けん作り:太陽油脂(横浜市):13:30~

7月28日(金)ユニセフハウス見学:ユニセフハウス(品川):11:30~

7月30日(日)上映会「標的の島」解説三上監督:もりんぴあこうづ:9:30~/13:30~

 

 

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