7月31日、理事の研修目的で、東京都世田谷区にあるを訪れました。

賀川豊彦は「生協の父」とも呼ばれ、戦前は、「現代の“三大聖人”」として、「ガンジー、シュバイツァー、カガワ」と言われた人物です。


はじめに賀川豊彦についてのDVDを見た後、職員の和田さんから「賀川豊彦の協同組合思想と実践」についての話を伺いました。

館内には沢山の写真や資料が展示してあり、賀川豊彦の人生・功績を知ることができました。

賀川は、生涯をかけて行った平和活動と伝道活動以外に、「救貧より防貧」の運動、労働農民組合運動、関東大震災被災者救援、300冊以上の本の執筆等、多岐にわたる活動をしています。

中でも、生活向上を目的に、相愛扶助を実践した協同組合運動は国内外で非常に評価されています。

最後に、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」に100年も前から取り組んでいること、
その精神「誰ひとり取り残さない」は賀川豊彦の精神であり、協同組合の活動に根差しているものだと教えていただきました。

この研修を通して、なのはな生協が注文を受けた商品を配達するだけでなく、平和活動やこども食堂などの活動を行っている意味を知り、改めて、今後の生協や理事の活動のあり方を考えることができました。