2月18日と19日の日程で宮城県・福島県を訪問しました。

常磐道、(浪江~双葉)の線量計の数値(千葉市の平均は0.04~0.06μ㏜/h)

2月18日は仙台高裁で開かれた、福島原発避難者訴訟控訴審第2回口頭弁論期日を傍聴し、報告集会に出席しました。

※福島原発避難者訴訟とは…双葉郡楢葉町宝鏡寺早川篤雄住職と相双の会國分富夫会長を代表とした、福島原発事故当時、双葉町、楢葉町、広野町、南相馬市、川俣町(山木屋地区)に居住していた216名が東京電力を相手取り、完全賠償を求めた裁判です。2018年3月、福島地裁での判決を不服とし、仙台高裁に控訴しました。

報告集会では、早川氏からの裁判の報告や、

相双の会会長國分氏からの、裁判で原告側証人として陳述した内容などの説明がありました。

今回の裁判では、裁判長が被害の実態を調べるための現地視察を行う事が決まりました。

 

翌日は福島第一原発立地地の大熊町を訪問しました。
大熊町は現在でも全域が避難勧告区域です。

人の気配がしない、広大な放射性廃棄物置き場が広がります。

放射線量

30億円以上をかけた町役場庁舎の建設が、3月末の竣工・4月の開庁に向けて進められています。開庁に合わせて大熊町の一部の避難勧告を解除する方針です。

付近では、同じ町内の帰還困難区域住民の移住の為の住宅の建設も行われています。この地域は「大熊町特定復興再生拠点区域」となるとの事。

町内では、「除去土壌等運搬車」を何台も見かけました。

偶然、今日の朝刊に大熊町の事が取り上げられていました。