4月27日、水戸地方裁判所で行われた東海第二原発運転差止訴訟第17回口頭弁論期日の閉廷後、茨城県弁護士会館で開催された、2017年度訴訟団集会の様子です。

※東海第二原発運転差止訴訟とは・・・東海村の住民を中心とした原告266名が、国に対し東海第二原発(現在は「定期点検」中)の設置許可処分無効確認及び日本原電に使用停止を命じる義務付けと、日本原電に対し東海第二原発の運転差止めを求めて2012年7月31日、水戸地方裁判所へ提訴しました。原告団代表を茨城県常総生協の大石氏が務めています。弁護団の団長は、ドキュメンタリー映画「日本と原発」の監督でもある河合弘之弁護士です。

先の法廷では弁護団より、被害論(福島県南相馬小高区の人々の今)、老朽化原発稼働の危険性(難燃性ケーブルへの交換、基準適合性への疑義)、立地上のリスク(津波対策の不備)について主張がありました。

この裁判は2019年8月が結審とされており、今後も裁判闘争は続きます。

訴訟団集会では、なのはな生協の加瀬理事長から、なのはな生協の脱原発活動の報告をいたしました。

日本の原発の中で、最も人口密集地帯に近い「東海第二原発」。千葉県からもご覧の通りの距離です。

なのはな生協では、今後もこの裁判に注視し、応援を継続していきます。

次回期日
第18回口頭弁論期日
水戸地方裁判所
平成29年7月20日(木)午後2時30分