9月29日(土)被爆体験を語る会と平和代表派遣報告会が、船橋勤労市民センターで行われました。

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千葉県原爆被爆者友愛会の小谷孝子さんが、腹話術人形の「あっちゃん」と共に、自らの体験を話してくださいました。

被爆した当時の様子、幼稚園の先生となり園児のために腹話術を始めたこと、お姉さんから「沢山の人が無念の死を遂げたのを見ていたあなたが生かされたのは、その無念さを風化させないために語るため」と言われて辛い体験を語り始めたこと、核廃絶のための活動をしているICANがノーベル平和賞を受賞した際にオスロで行われた授賞式に同行し、平和パレードをしたことなどを話してくださいました。

そして最後に、「戦争、核兵器、原発、人を恨む心をなくし、命を大切に」と締めくくられました。

その後、長崎平和代表派遣に参加した林さんと山元理事から、長崎の慰問先での様子や視察の報告がありました。

戦争を知らない世代が増え、次の世代に語り継いでいくことが難しくなってきていますが、小谷さんの腹話術の先生の言葉「平和を語るのに技術はいらない。心をこめて話せばよい」の通り、それぞれの立場で平和を伝えていかなければいけないと改めて思いました。