なのはな生協 福島の保育園に野菜を届ける活動

なのはな・堀越のWサンタに大喜び

12月18日、郡山市にある「なごみ保育園」と「梅の木保育園」にクリスマスプレゼントを持って訪問しました。
今年はサプライズで、生協の生産者である「三里塚微生物農法酵素の会」の堀越一仁さんと一緒に行きました。
堀越さんは保育園に野菜を届ける活動に協力していただいており、昨年から保育園の子を千葉に招待した時の収穫体験にも協力していただきました。
保育園の子ども達とは顔馴染み、堀越ファンが多数おり、訪問の運びとなりました。


最初の訪問先である「なごみ保育園」では、サンタとトナカイに扮した生協陣営を見るなり、園児から「サンタが来た!」「トナカイも!」と大歓声で迎えられました。


園児全員にプレゼントを配って、記念写真撮影をしました。


園長先生からは「だんだんと園児の数も増え、保育園も活気がでてきました。
うちの子たちは良く食べるので生協の野菜も足りなくなりそうです」という嬉しい言葉を聞き、野菜の追加を決定しました。
また「完全に元に戻ることはむずかしいかもしれませんが、徐々にですが震災前に近づいてきているような感じはします」ともおっしゃっていました。
次に「梅の木保育園」に向かいます。
着いたとたんサンタよりも堀越さんに釘付けで「堀越さんが来た!」「成田のおじさんが来た!」と大歓声。


年長の子ども達とは5か月ぶりの再会です。
その人柄か、子ども達が堀越さんを輪になって囲み、サンタとトナカイはちょっとだけ寂しい思いに。


園長先生は「食べるものはすべて検査するなど震災前にはなかなか戻りませんが、子どもは元気に暮らしています。
保育園でも子どもの安全を中心に運営しています」と話されます。

その傍らでは堀越さんと子ども達が旧交を温めるがごとく、一緒に遊んでいました。

両保育園からは、「なのはな生協の活動とそれを支える組合員さんの善意に感謝しています。
多くの父兄からも感謝の言葉をもらっています。
子ども達は震災後いろいろな人達の善意に支えられました。
『この善意を忘れず育ち、次世代に繫げて下さい』と話しています」とお礼の言葉をいただきました。
震災から間もなく5年になろうとしていますが、原発事故は今も収束していません。
11万人の人が未だに自宅へ戻れずに苛酷な避難生活を送っています。
にもかかわらず補償を打ち切り、年間20m㏜の場所に帰還させようとしています。
家族の安全のための様々な努力を無にするような政策には怒りさえ覚えます。
なのはな生協が震災以降に野菜を届けている2つの保育園では、厳しい状況の中、園児が健やかに育つために様々の取組みをしてきました。
私たちはこの支援が「福島を孤立させない」「原発事故を風化させない」「原発被害を他人事としない」、ひいては脱原発につながると考えております。
今後もこの活動を継続してまいります。

福島こども支援募金のお願い
保育園訪問や毎週野菜を届ける活動の継続のため、引き続きご協力をお願い致します
福島こども支援募金
000888  1口  100円
※お一人様何口でも結構です。