甲状腺検診ちばの会

甲状腺検診(超音波エコー検査)実施のお知らせ

 

福島県では震災時に18歳未満の検診対象人口38万人中、約30万人が甲状腺検診を受け、既に173名から悪性腫瘍(及び疑い)が発見されています。
同県下の原発事故前の発生頻度の75倍に当たると、国立がん研究センターの津金センター長が発表しています。
福島県(健康管理調査検討委員会)ではこの事態を受けて、甲状腺がんが「多発」していると発表しました。
173名の内、既に132名の子どもが手術を受け、131名が癌と確定されています。
全容は明らかではありませんが、手術後の再発も見られ、治療のために大学を中退した方もいらっしゃいます。
甲状腺がんは、予後が比較的良好なものと言われますが、ホルモンバランスのことや再発の不安など、患者とそのご家族には、大きな負担となっています。
同様に放射能プルームの汚染を受けた、隣県の北茨城市でも、市が独自に検診を実施し、3,593名のうち3名に甲状腺がんが見つかりました。
柏市でも検診を始めましたが、がん以外の病変の可能性も含めて、要二次検査(=精密検査)の割合が高くなっています。
放射性物質の広がりには県境も国境もありません。
千葉県でも2011年3月22日以降、水道水中に370Bq/kg(八千代市睦浄水場)の放射性ヨウ素が検出されています。
チェルノブイリでは半年に1回、甲状腺エコー検査だけでなく、血液と尿の検査などを行いました。
私たちは、子どもを優先としながら誰でも定期的に検診を受けられることが必要と考えています。
甲状腺検診ちばの会では当面、子どもを中心に甲状腺検診を進めます。
検査用機器は市民カンパで購入されたものを借り、ボランティア医師の協力を得て検診を行います。
今回の検診は、千葉市と千葉市教育委員会より、後援をいただいております。

開催日:7月31日(日)

検診会場:なのはな生協本部(千葉市稲毛区長沼原町678−2)

生協地図

 

甲状腺検診のお知らせ20160731

 

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