なのはな生協

横須賀軍港めぐり
原子力空母は本当に安全か?
身近に感じる戦争と原子炉≫

8月5日、米海軍第7艦隊の母港になっている横須賀港へ行ってまいりました。

当日はヨコスカ平和船団の新倉裕史さんを講師に横須賀米軍基地の歴史から現在に至るまで、基地があるがゆえの市民生活の様子を伺いました。

お話の中で、横須賀港に止まっているイージス艦がイラク戦争の口火をきり、空母を派遣し、そこから飛び立った爆撃機が大量の爆弾を落としたと聞き、戦争をするための基地であることを再確認しました。

米国海軍の艦艇13隻が横須賀基地を母港としています。その中に原子力空母「ロナルドレーガン」があります。
動力は熱出力60万kwの原子炉2基です。水蒸気でタービンを回して航行します。
原理は原発と同じですが、軍事機密のためどんな形状の原子炉なのかわからず、しかも安全審査なしで配備されています。
富津市からはおよそ13㎞と近く、60km圏内には、東京23区、千葉市~浦安市がすっぽり入ります。
一度事故が起こればと考えると恐ろしくなります。

横須賀港を巡るといきなり自衛隊の艦艇がありました。オスプレイが離発着できる空母のような護衛艦です。

潜水艦も停泊していました。

潜水艦

そして少し行くと米軍の基地へ。

そこにはイージス艦とひときわ大きな原子力空母「ロナルドレーガン」が停泊。

東京湾に浮かぶ原子炉を確認しました。

「たまに原子力潜水艦も泊まっている時があります。その時は原子炉が3つになります」と新倉さん。

原子力空母の大きさに圧倒され、戦争を身近に感じた瞬間でした。

日本の基地には、次の日がお祭りということもあり、多数の軍艦と様々の船が停泊していました。

まさに大艦隊です。戦争がすぐそこにきているという錯覚を覚えました。

安全保障について考えさせられた1日となりました。