なのはな生協

報告:いのちをつなごう フードドライブ2019キックオフイベント

 

9月6日に、JR本千葉駅近くのホテルプラザ菜の花で、
フードバンクちば と 千葉県内生活協同組合が連携して行っている、フードドライブキャンペーンのキックオフイベントが開催されました。


この連携キャンペーンは、今年で3回目になります。

はじめに、千葉県生協連の上山精一専務からキャンペーンの趣旨説明があり、「多くの食品廃棄がありながら、食べるのに困っている人がいる現状をふまえ、大切な食べ物が捨てられる食品ロスが減るように、食べられない人がいなくないるように、この活動を行っていく」と話されました。

キックオフセレモニーでは、各生協の代表が登壇し、なのはな生協からは山城明美理事が挨拶しました。

基調講演では、特定NPO法人生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会理事長の副田一朗さんから、「フードバンクとガンバの会」という題でお話しいただきました。

もともとは牧師をされていて、教会の信徒の後押しされる形で、市川でホームレス支援を始めて30年ほどになるとのこと。
フードバンク提供の食料を利用した食料支援・居宅支援などの物質的貧困にとどまらず、人間関係貧困である生きがい支援・孤立孤独の解消、介護や看取りや葬儀から納骨まで、信頼関係を重視した伴走型支援・人生支援などの幅広い活動をしていると話がありました。
そして最後に、「『ありがとう』が言える相手がいる孤立・孤独のない社会、ガンバの会のような支援団体がなくなる社会を目指しています」と締めくくられました。

次に、フードバンクの活動紹介として、
フードバンクちば代表の菊地謙さんからは、設立当時から今までのフードドライブの広がりや、利用者の声、資金面運送面での課題にむけての取り組み等の話がありました。
フードバンクふなばし代表の笹田明子さんからは、経済的に困窮している子育て家庭への食品支援をしていること、箱を開けた時に喜んでもらえるように、お菓子を一番上に置いて箱詰めするなど、きめ細やかな支援の様子が紹介されました。

フードバンク利用団体リレートークでは、
キタナラ子ども食堂の伊藤由佳さんの話から、カフェの空き時間を使って月1回17時~19時に営業しているので、保育園のお迎え帰りの親子も来る等の実情を知ることができました。

 

いちはら生活相談サポートセンター荒原寛治さんは、「食べ物を支援してもらえることから相談するメリットを知ってもらい、この人には相談しても良いのだという信頼関係を築きたい」と、
船橋市「保健と福祉の総合相談窓口」さーくるの島田将太さんは、「対象者を限定せずに相談を受け付け、制度や地方自治体の相談窓口では支えきれない部分をサポートしていきたい」と話されました。当日は、46kgの食品が集まりました。

イベント終了後、千葉駅前にて宣伝活動と募金活動を行いました。

なのはな生協では、9月9日(月)~10月4日(金)の期間で、フードドライブキャンぺーンを行います。
ご家庭で不要になった食品がございましたら、回収票と一緒に配達職員にお渡しください。
ご協力をお待ちしております。