なのはな生協 大網エリア会

「非常時に役立つポリ袋調理」

2 月 27 日、あすみが丘プラザにて
大網エリア会「非常時に役立つポリ袋調理」を開催しました。

昨年秋に台風 15 号によりスタッフ自身も被災し、停電や断水など数日の間ライフラインがストップした状況下で生活していかなければならなかった経験から、以前に船橋中央エリアで開催された「災害時のポリ袋調理」を自分たちも学びたい!そして、再度エリア会を開催することでより多くの人たちに役立ててもらいたい!という思いで開催しました。

あいにく、当日はコロナウイルスへの感染拡大が心配される状況になってしまったことで参加を断念される方もいらっしゃいましたが、参加して下さった方々と理事、スタッフ、皆でウイルス対策に注意を払いながら、楽しく進めていきました。

 

 

MENU
・ご飯 ・サバ缶カレー ・ローストポーク ・中華風スープ
・切り干し大根の中華風サラダ
・乾パン SOY ティラミス

 

まず初めにポリ袋調理の手順と注意点をレクチャー
ご飯、サバ缶カレー、ローストポーク、中華風スープ、時間差で材料の入った
袋を鍋に投入していき、最後の残り湯でローストポークをつくるという工程の効率の良さに皆が感心している様子でした。

 

いざ、調理開始!
野菜を切って材料を測って袋に入れて混ぜる作業、材料も工程もシンプルで
お米と中華スープ、サバカレー、3品ものメニューの調理がサクサクと進んでいきます。

袋に空気が入らないようにねじ上げて、しっかり結び、鍋に投入。

 

火力に注意してできあがった料理を引き上げる。

参加者の方々も初めてのポリ袋調理でドキドキされていましたが、スタッフ共々皆で楽しく調理に取り組むことができました。
災害時、断水などで食器を洗えない環境で、食器を汚さずに済むように、ポリ袋に入れたまま食器に盛り付け、試食をしました。

切り干し大根の中華風サラダは材料を混ぜるだけの簡単調理、災害時にそのまま食べるだけでは味気ない乾パンもシンプルな材料で、立派なヘルシーなデザートに仕上がりました。
ポリ袋で簡単に調理したとは思えないほど、本格的で美味しい仕上がりで、食べごたえもあり、みんなで試食しながら「美味しい!」と笑顔があふれました。

参加者の方々からも
「初めてポリ袋調理を学んで、とてもためになった!」
「スープやカレー、お米まで炊けてしまうなんて、簡単さと万能さに驚きました。」
「非常食だけではもったいないので、家でも積極的につくってみたいです。」
「とても簡単に作れたので、子どもと一緒につくって、子どもと防災について考える機会をもちたいと思います。」
スタッフとしてこのような声を聴くことができて、とてもうれしく思いました。
今回は実際に試作を持ち寄り、レシピを工夫していくことで何より自分たちの勉強になりました。
結果的にとっても満足度の高いエリア会が開催できて、とても充実した時間となりました。
非常時に心も体も不安定になりやすい環境下で、いつも食べているなのはな生協の食材を簡単に調理できる方法を学べたことで、一つ安心と成長を手にできた気持ちになりました。
このような状況の中でしたが、開催できたことをうれしく思います。
参加して下さった方々に感謝致します。どうもありがとうございました。